胎便吸引症候群で次男がNICUに入った時の話③

この記事は約分で読めます
分娩後までいられるLDRという部屋へ入院した私は、
まず分娩台の高さと足置きの位置に苦戦します。
陣痛でお腹は痛いのにベッドの高さが1メートルほどあり、かつ足を置く台もあり、
ベッドへ横になるのも一苦労しました。
ベッドの下から登るという方法もあったのですが、
登って這い上がるのがしんどく、
乗れないことはないため、強引に横から登っていました。
ようやく到着してベッドに横になった途端、
驚くべきことを看護師さんから言われます。
「旦那さんは、一旦帰宅していただくことになります。そして、奥さんの子宮口が8センチになったら、入室してもらうことができます。」と。
私は、
(えっ!?!?旦那帰宅!?!?前聞いていた話と違う!?!?)
と、痛みと果ての見えない絶望感でパニックになりました。
なぜかというと、8月上旬の検診では、
「旦那さんは、一度入ったら、出産するまでは途中退室はできませんが、最後まで付き添うことができます。」
と言われていたからです。
今日は8月下旬。
私は、「この前は付き添えると聞いたんですけど…。」
と勇気を持って聞いてみました。
すると、
「コロナが流行してるので、付き添いの基準が変わったんです。」と言われました。
私は脳内で、
それは仕方ないにしても、
誰かずっと腰さすってくれる人いるんだろうか…。
でも忙しい助産師さんや看護師さんにそんなお願いできないし…。
でも、今でもこれくらい痛い陣痛が、
さらに強くなるのに1人で耐えるのは絶対無理!!!!
と不安と恐怖で泣きそうになりました。
絶望に打ちひしがれる中、
看護師さんから一筋の希望の光のような言葉が。
「助産師さんの見習い学生さんに付き添ってもらうのはいかがですか?」
「ぜひぜひ!!!!お願いします!!!!」
心の中で
(夫よりプロだし!!!
むしろ早く来てください!!
ウェルカム!!!
なんなら最後までいてください!!!!)
と大喜びしました。
学生さんといってもきちんと、
助産師としての勉強をした学生さん。
医学知識0の夫より頼りになる。
と思っちゃいました笑
支えてくれる気満々だった夫よ。ごめん笑
しかし、この後、
この学生さんに母と子の命を救ってもらったのです。